青城論道
今から二十数年前、崆峒の火龍仙君、全真の丘處機、郝大通、青城の鄒博、趙逵が一堂に会し、経を談じ、道を論じたことがある。
この弁論会では、鄒掌門と郝道長は意気投合し、初めてとは思えぬほど相通じるところがあった。鄒掌門は符籙法術を郝真人に伝授し、郝道長は煉丹の秘法をもって応えた。
火龍真君は道書を曲解し勝手に釈意し、道家の学問を装って自分を振りかざしていた。趙逵もある程度その影響を受け、後に道心が沈淪して地獄道法王に堕ちることになった。鄒博は歯がみしするほど悔しかったが、全真の丘真人と南宮の老太爺がかばってくれなかったら、若き日の激しい気質のままに、とっくに崆峒に殴り込んで殺人を犯していたに違いない。