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閻羅生

玄功門の丹青羅剎・閻羅生。かつて飛天門の丹霞子、鉄拳門「白眉虎」の孟瞋、奪魄門の第三香と並んで「崆峒四秀」と称された。判官筆を練り上げ、掌派人の座を争う有望株だった。

自分の実力では第三香に敵わないと悟ってからは遊びにふけって志を失い、書画の中に絶世の武功が隠されていると信じ込んだ。掌派人選出の日が近づくほど、寝食を忘れて書画の研究にのめり込んだ。

崆峒では、次期掌派人が四門の均衡を取るために「崆峒四姝」(梅蘭竹菊) を全員娶るのが習わしで、玄功門の嫡伝女弟子呼延菊も第三香の許嫁夏侯蘭も、掌派人の座と一緒に手に入る「賞品」のように扱われていた。ところが掌派人選出を前に、第三香と呼延菊が密かに契りを交わしていたことが虞小梅の仕掛けで夏侯蘭の知るところとなり、夏侯蘭が泣き叫んで大暴れしたため、醜聞は門中に広まった。


周囲は「若き英雄に三妻四妾は当たり前」と取り合わなかったが、勝負も始まらぬうちに賞品に手を付けられた形の閻羅生だけは本気で怒った。怒りに任せて判官筆を振るった乱闘の中で、夏侯蘭に向かった判官筆を呼延菊が身を挺して受け止めて絶命し、閻羅生自身は第三香に腸を引きずり出されて死んだ。なお、この混乱で第三香と夏侯蘭は掌派人に捕らえられ、奪魄峰に幽閉されている。

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